Parker’s Legacy

受け継いできたもの

ジョージ・パーカーは常に革新によってブランドを前進させてきました。彼の有名な言葉に、

「優れたペンを作り上げることは常に可能である」

というものがあります。この言葉は、パーカーブランドの歴史を象徴するメッセージです。

Chapter I

第一章パーカーの象徴、デュオフォールド

狂騒の20年代を背景に名品「デュオフォールド」が誕生。大いなる存在感、力強い佇まい、プレミアムな価格帯が特長の「デュオフォールド」は、色鮮やかなオレンジ色のカラーと25年保証により、「ビッグレッド」という別名で瞬く間にその名が世界に知れ渡ることとなります。

航空機にインスパイアされた「デュオフォールド」は、そのユニークな広告でも知られます。画期的な強化プラスチック素材から作られた「デュオフォールド」を飛行機の上から投げ落とし、その耐久性を実証したのです。

Chapter II

第二章ラッキー・カーブ

ジョージ・パーカーは、壊れた万年筆の修理を通して、インク漏れを防ぐ新しい方法を常に模索していました。当時の万年筆は、使用しないときにペン内部に残ったインクが、再び使用する際に漏れ出すという問題を抱えていました。パーカーは、ペンの内部の形状に着目し、ペン芯をカーブさせた画期的なインク供給システムを開発することでこの問題を解決したのです。この仕組みは、毛細管現象を利用して、余ったインクをペンの中へ戻し、インク漏れを防ぐというものでした。1894年、パーカーはこの革新的な技術を「ラッキー・カーブ」と呼び特許を取得、高級筆記具界に革命をもたらします。この技術革新は瞬く間に成功を収め、「ラッキー・カーブ」のロゴは「デュオフォールド」にも使われることとなり、1929年まで数十年にわたり生産されました。

Chapter III Kira Zumkley: www.kirazumkley.com
Norman Rockwell Foundation.

第三章矢羽クリップ

1933年、「バキュマーティック」のクリップとして初めて登場したこの「矢羽クリップ」は、パーカーの先駆的な姿勢を象徴しています。1957年にブランドの正式なアイコンとなり、2015年のブランドリニューアルによって、ますます洗練さに磨きがかかったデザインに進化しました。この矢羽のモチーフは、パーカーの遺産を彷彿とさせると共に、伝統の「矢羽クリップ」からインスピレーションを受けて精微を極めた高級筆記具の象徴として、その地位を守り続けてきました。ダイナミックに描かれた羽は、まるで手作業で彫り込まれたかのような外観を呈し、ペン製造の芸術を映し出しています。

Chapter IV

第四章パーカー51

ブランドのアイコンとも言える「パーカー51」は、ケネス・パーカーの発明品であり、彼のキャリアを最も象徴する逸品です。1941年に発売された「パーカー51」はケネス・パーカーの愛した戦闘機をモチーフにしており、その洗練されたスタイルの中に彼の戦闘機への情熱を見て取ることができます。「パーカー51」の流れるようなシルエットは、当時の筆記具業界には見られない新鮮なコンセプトでした。美しい仕上がりとペン先をカバーしたフーデッドニブが特徴的な「パーカー51」は、技術革新と製品デザインにおいて大きな功績を残します。そして、時代を先駆けたデザインが高く評価されたこの名品は「アカデミー・アワード・フォー・ベスト・デザイン」を受賞します。

Chapter V

第五章クインク

父ジョージ・パーカーの革新の伝統、そしてより優れた筆記具を追い求めるという信念を継承したケネス・パーカーは、吸い取り紙を必要としないインクの研究開発に3年間にわたり資金を投入します。1021回の実験を経て開発されたのが「クインク」と名付けられた速乾性インクでした。「クインク」は紙の上で素早く乾燥するため、インクの吸い取り紙が必要ない初のクリーニング式インクでした。「クインク」は、転倒防止のため低重心型デザインのボトルで販売され、世界中に広く流通しました。

Chapter VI

第六章ジョッター

1940年代半ばにボールペンが開発されると、信頼性の高いペンを作りたいという情熱に突き動かされたパーカーは、徹底的な研究を飽くことなく続け、理想的なリフィールに辿りつきます。1954年、パーカーは、「ジョッター」を発売し、ブランドのポートフォリオを完成させます。「ジョッター」は容量の大きなリフィールを搭載した初めての高性能ボールペンで、世界で最もアイコニックなペンの1つとなり、現在もなお、そのスタイル、高い信頼性、優れた機能、そして特長的なノック音で名声を博しています。

Chapter VII

第七章パーカー インジェニュイティ

ペンを構成するパーツを全て見直し、それぞれのペンが備えるメリットを凝縮。万年筆の風格やボールペン、ローラーボールの手軽さを兼ね備えた、革新の技術「パーカー 5th テクノロジー」から生まれた最新の筆記モードです。「パーカー インジェニュイティ」は、書き手の筆記スタイルにすばやく馴染み、これまでにない滑らかな書き味を生み出します。その人らしい文字のカーブや、撥ね方までも知り尽くしたかのようなそのなめらかな書き味は、もはやペンというより、まるでその人の一部になったかのような一体感を作り出します。